Chromebookの国内販売を待つか、安価なPCにChromium OSをインストールして使うか

Chrome OSをインストールし、実務レベルで利用し始めてから10日が過ぎた。その間、ブラウザを利用する仕事(メール、Yammer、社内の各種Webシステムを利用した仕事)の大半はChrome OSをインストールした端末で実施している。以前も書いたが、起動のスピード、ブラウザの動作速度、ブラウザを主体としたその使い勝手、どれをとっても既存のWindowsXPの端末よりも快適で、何の不自由もない。当然、Windowsにでなければできない仕事も依然として残っている。MS-Officeを利用した資料作成やAdobe関連製品を利用した製作物の作成等をChrome OSで行うことはできないが、WindowsPCからブラウザを排除することができたことによって、WindowsPCも比較的余裕ができ、その快適さは増しているとは思う。

つまり、Chorme OSは十分実用に耐えるということだ。これが現時点での自分の結論。

ただ、それは現状の自分のワークスタイルだから、と、条件を付けておく。Chrome OSは従来からGoogleが言っているようにいわゆるネットブックで、7月20日に開催されたGoogle Enterprise DayでもGoogleが提唱しているように「100%ウェブ」を体現するOSである。現状、オフラインでできることは皆無であるし、Google Gearの提供が止まったことにより、Chrome OSを利用してオフラインで利用できるサービスは多分ない。そうすると、ネットにつながっていないとメモをとることすらできないわけだ。

その上、自分がChrome OSをインストールしたPCではWifiデバイスを認識させることが出来なかったため、有線による接続以外ではネットに接続することもできない。かろうじてGoogle Waveがオフラインでもその操作が可能であったため、オンラインの状態でGoogle Waveを開いておいて会議メモを入力しておき、その後ネットにつないで同期をかけるといった荒業を行うことで、なんとかオフラインでもメモをとることができたが、オフライン状態からいきなりメモをとることもできず、保存しておくこともできないため、書きかけのWaveを表示させっぱなしにしておかなければいけない。こんな使い方をしているのも自分くらいなものだろう(何か他の手段があったら教えてください)。

ということもあって、いつでもネットにつながる環境さえ用意できれば、非常に価値の端末になるだろうと思い、現状のPCは諦めてWifiが接続可能な端末を安価に購入してChromebookを作り上げてしまおうかと思っていた。「Chrome OSの対応ハードウェア一覧」をみると、比較的ASUSの端末がWifi認識ができていそうなので、実機をUSBブートさせて試した上で購入しようかと考えていたりもしたのだが、昨日のGoogle Enterprise Dayを聞いていて、その考えが少し変わった。それは、日本でChromebookが販売されるのを待ったほうが良いのではないかと思ったからだ。

これまで、Chrome OSと連呼して書いてきたが、このオープンソースのOSは正確にはChromium OSといって、ChromebookのChrome OSそのものではない。Chromium OSはオープンソースであるため、オープンソースとして公開できるライブラリ、モジュールのみ公開されていて、ブラウザ組み込みのPDF Readerなど、サードベンダーがライセンスを保持しているモジュールは組み込まれていない。考えてみると当たり前なのだが、Google Enterprise Dayのセッション「Google Chromebooks for Business」の質疑応答を聞くまでは気づかなかった。Chromebookを自分が保持しているわけではないので、Chromium OSとの明確な差はわからないが、単純な実用レベルを考えてみても、PDF Readerやファイル圧縮、解凍ツールなど、それなりの差があるのではなかろうか。自力でインストールする道もあるのだろうが、開発者向けのインストールを行わなければ、インストールもままならないだろうし、その敷居はだいぶ上がる。自分もあまりやる気がない。

Chromium OS用の中古PCを10000円弱とかで購入できれば良いのだが、実際には20000円くらいはかかってしまうのではないかというのが自分の予想で、そうすると、現状海外で販売されているAcerのChromebookが349$であるから、為替レート(1ドル78.83円)を考えると27500円程度で購入できてしまうことになる。

国内で販売されるChromebookの価格がどの程度になるかはわからないが、Chromebookの機能や性質を考えると、WindowsPCよりも安価に設定することは間違いなく、Googleもそれを望むはずだ。そう考えると、現時点でわざわざそれなりの費用をかけてWindowsがインストールされているネットブックを購入するのは控え、国内販売の発表を待ったほうが妥当なのではないか、と。

いつになるのかはまだ未定だが、昨日の話を聞く限り、そう遠くはないと思われる。なにせ、既に日本語のChromebook for Businessのページが公開されているわけだから。

Googleには申し訳ないが、法人向け端末はさておき、個人向けの端末は最初は大して売れることはなく、値崩れしてくれるんじゃないかという期待もあることだし。。。

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投稿者: 矢野 貴明

株式会社co-meeting Co-Founder/COO. Hypertext, Messaing, Wiki, Social & Private network, etc...

“Chromebookの国内販売を待つか、安価なPCにChromium OSをインストールして使うか” への 3 件のフィードバック

  1. Chrome OSでもChrome Web Storeは使えますよね?

    なら、Note.it は完全オフラインで動きます。
    https://chrome.google.com/webstore/detail/nbfccbpoklefalcbepbbkaccmkdmfjfj?hl=ja#

    SpringPadもオフラインで動くと書いてあるけど、試していないです。
    https://chrome.google.com/webstore/detail/fkmopoamfjnmppabeaphohombnjcjgla?hl=ja

    HTML5でオフラインでの動作は実現できるので、Chrome Web Storeで「note offline」とかで検索するとわらわらと出てきますよ。

    1. ありがとう。

      いくつか試してみました。Note.ITはなぜかメモが保存されずにNG。SpringPadはなんかオフラインでも使えそう。ちょっと継続して使ってみます。他に使えるものもあるのかもしれないが、とりあえずSpringPadを使ってみます。

      使えなかったノートサービス
       ・Note.IT
       ・Scrachpad
      使えたサービス
       ・SpringPad

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