普通に便利な、普段使いの風呂敷のススメ

Googleの法人向けプライベートイベントのGoogle Enterprise Day 2011(GED)の来場者アンケートに答えたら、それに対する景品として綿風呂敷をいただきました。なかなかいいセンスしてます。綿風呂敷は日本らしい手土産というだけでなく、手ぬぐい等と比べると意外と実用性が高いと思っています。ただし、実際にGEDで風呂敷を手に入れた方々が、この風呂敷をどれだけ使っているのかは分かりませんが。

ということで、このブログで書いていることとは少々毛色が異なりますが、ちょっと風呂敷について紹介してみようかと。せっかくもらったのに使わないのではもったいないので、この記事を読んで風呂敷に興味を持った人は、是非使ってみてください。

普段使いができてエコな風呂敷

自分が風呂敷を普段使いし始めたのは、今から5,6年前だったと思います。恵比寿ガーデンプレイスの三越内に京都 掛札が出店していたのがきっかけ。そこで、それまで持っていた風呂敷のイメージとは異なる柄の風呂敷を多数見せてもらい、同時にその利用イメージの写真や多彩な包み方を教えてもらったわけです。いくつかHPに掲載されている写真を勝手に載せてしまおう。

ここに写っている包み方は、トートバックドロップバックだと思いますが、こんな用途に魅せられて、その場で即購入しました。実際に自分が最も多用したのはドロップバックで、この形で利用すると、外出時のちょっとしたバッグの代わりにもなりますし、買い物のときにはエコバックにもなります。もちろん、ただの風呂敷なので、ほどいて畳んでしまえばかさばらず、旅行に行くときに携帯するにもとても便利。次の写真のように、荷物を仕分けるのに利用してしまえば一石二鳥です。

昔であれば、大判の風呂敷で布団や座布団を包んで保管したり、手土産を包むのに風呂敷を利用したりと、様々な局面で風呂敷が使われていたと思いますが、現在日常生活で風呂敷を使う人を自分はあまり見たことがありません。でも、上記の写真のようなデザインだったり使われ方だったりを見ると、ちょっと風呂敷を使ってみたくならないですかね。ならないかな。でも自分はすごく使いたくなりましたし、実際に激しく使ったわけです。

風呂敷を使う上で重要な「結び方」
以前、会社の同僚の送別会でワインをプレゼントしたことがありました。その際に、ワインと合わせて風呂敷を購入し、ワインボトルを包んだ上でプレゼントしたことがあります。その風呂敷がその後使われたかどうかはやっぱり分からないのですが、風呂敷を購入した店で教えてもらった風呂敷や紐の結び方は、その後の日常生活でとても役に立ってます。それが下記の本結び。

真結び(本結び):http://www.kakefuda.co.jp/wrapping/wrapping_01.html#wrapping_01

弁当をハンカチとかで包む際に、結んでいる向きに対して結び目が縦になってしまうことがあると思うのですが、それは縦結びと言って誤った結び方です。縦結びにしてしまうと、ほどけやすくなってしまい危険です。この真結びは、風呂敷を利用する際だけでなく、日常生活で紐をほどけないように結んだり、ゴミ出しの際のごみ袋を閉じたりする際にとても役に立ちます。昔の日本人にとっては常識だったのでしょうが、自分は知りませんでした。

真結びは両側から引っ張る力にはとても強く、引っ張れば引っ張るほど強く結ばれます。にもかかわらず、結び目を解くのはちょっとした工夫で簡単にほどけるようになっているのが驚きでした。昔の人は、紐を必要な長さに切って、余りを捨てるのではなく、真結びを使って結んだりほどいたりしながら再利用していたそうです。なんて賢い。

京都 掛札のサイトだけでなく、色々な風呂敷のサイトで用途に応じた包み方が乗っていますが、基本はこの真結びで、これさえ覚えておけばまあ、包み方を見ながらなんでも包めるでしょう。

個人的に好きな「モノ」への愛着とこだわり

最後に、京都 掛札のサイトから風呂敷の文化に関する抜粋をご紹介。

せっかく苦労して織り上げた布も、いったん切って袋に縫ってしまうと、それはもう袋としてしか使えなくなるのでもったいない。そのままの形で使うと、応用しだいで物を包んだり何かに掛けたり敷物にしたりできる。いま流行り(笑)の「もったいない」の精神から、一枚の布を臨機応変に使うという発想が生まれたのです。まさに風呂敷の使い方ですね。農耕民族が立体よりも平面の文化を発達させたのは、こういった理由から来たのかも知れません。
引用元: 風呂敷について|風呂敷いろいろ 京都 掛札.

価格を見てもらうと分かると思うのですが、風呂敷はそれなりに高価です。それは、手織りの生地に手染めだったりするからだと思います。掛札で販売されている木綿風呂敷は、布は既製綿で、染めが手染めといったところでしょうか(未確認)。

高価とは言っても、普段使いのバッグを買うと思えば安いですし、その他複数の用途で使える先人から受け継がれた工夫と文化、そして、そう使ってほしいという現代の作り手の想いもあります。

自分はそういった“うんちく”や“こだわり”が大好きで、自分が使いたいと思うだけでなく、応援したいとも思ってしまったりもします。

この週末、第一子の出産に伴って病院に泊まり込むに当たって、着替えや、普段使いのバックに入らない小物を入れたりするのにGEDで頂いたGoogleの風呂敷を使ってみて、改めて風呂敷の便利さを再認識したわけです。

ただ、このGoogleの風呂敷はエコバッグやドロップバッグとして使うにはちょっと小さめです。この記事で紹介している写真のような用途で使う場合は三幅(105cm x 105cm)位の大きさの風呂敷を使うとちょうど良いので、機会があれば試してみてください。

個人的には、風呂敷が流行って、スーパーやデパートのオリジナルエコバックではなく、オリジナル風呂敷とかを販売してくれた方が、その後の使い回しが効いて嬉しいなとか思います。

来ないかな。そんな未来は。

Chromebookの国内販売を待つか、安価なPCにChromium OSをインストールして使うか

Chrome OSをインストールし、実務レベルで利用し始めてから10日が過ぎた。その間、ブラウザを利用する仕事(メール、Yammer、社内の各種Webシステムを利用した仕事)の大半はChrome OSをインストールした端末で実施している。以前も書いたが、起動のスピード、ブラウザの動作速度、ブラウザを主体としたその使い勝手、どれをとっても既存のWindowsXPの端末よりも快適で、何の不自由もない。当然、Windowsにでなければできない仕事も依然として残っている。MS-Officeを利用した資料作成やAdobe関連製品を利用した製作物の作成等をChrome OSで行うことはできないが、WindowsPCからブラウザを排除することができたことによって、WindowsPCも比較的余裕ができ、その快適さは増しているとは思う。

つまり、Chorme OSは十分実用に耐えるということだ。これが現時点での自分の結論。

ただ、それは現状の自分のワークスタイルだから、と、条件を付けておく。Chrome OSは従来からGoogleが言っているようにいわゆるネットブックで、7月20日に開催されたGoogle Enterprise DayでもGoogleが提唱しているように「100%ウェブ」を体現するOSである。現状、オフラインでできることは皆無であるし、Google Gearの提供が止まったことにより、Chrome OSを利用してオフラインで利用できるサービスは多分ない。そうすると、ネットにつながっていないとメモをとることすらできないわけだ。

その上、自分がChrome OSをインストールしたPCではWifiデバイスを認識させることが出来なかったため、有線による接続以外ではネットに接続することもできない。かろうじてGoogle Waveがオフラインでもその操作が可能であったため、オンラインの状態でGoogle Waveを開いておいて会議メモを入力しておき、その後ネットにつないで同期をかけるといった荒業を行うことで、なんとかオフラインでもメモをとることができたが、オフライン状態からいきなりメモをとることもできず、保存しておくこともできないため、書きかけのWaveを表示させっぱなしにしておかなければいけない。こんな使い方をしているのも自分くらいなものだろう(何か他の手段があったら教えてください)。

ということもあって、いつでもネットにつながる環境さえ用意できれば、非常に価値の端末になるだろうと思い、現状のPCは諦めてWifiが接続可能な端末を安価に購入してChromebookを作り上げてしまおうかと思っていた。「Chrome OSの対応ハードウェア一覧」をみると、比較的ASUSの端末がWifi認識ができていそうなので、実機をUSBブートさせて試した上で購入しようかと考えていたりもしたのだが、昨日のGoogle Enterprise Dayを聞いていて、その考えが少し変わった。それは、日本でChromebookが販売されるのを待ったほうが良いのではないかと思ったからだ。

これまで、Chrome OSと連呼して書いてきたが、このオープンソースのOSは正確にはChromium OSといって、ChromebookのChrome OSそのものではない。Chromium OSはオープンソースであるため、オープンソースとして公開できるライブラリ、モジュールのみ公開されていて、ブラウザ組み込みのPDF Readerなど、サードベンダーがライセンスを保持しているモジュールは組み込まれていない。考えてみると当たり前なのだが、Google Enterprise Dayのセッション「Google Chromebooks for Business」の質疑応答を聞くまでは気づかなかった。Chromebookを自分が保持しているわけではないので、Chromium OSとの明確な差はわからないが、単純な実用レベルを考えてみても、PDF Readerやファイル圧縮、解凍ツールなど、それなりの差があるのではなかろうか。自力でインストールする道もあるのだろうが、開発者向けのインストールを行わなければ、インストールもままならないだろうし、その敷居はだいぶ上がる。自分もあまりやる気がない。

Chromium OS用の中古PCを10000円弱とかで購入できれば良いのだが、実際には20000円くらいはかかってしまうのではないかというのが自分の予想で、そうすると、現状海外で販売されているAcerのChromebookが349$であるから、為替レート(1ドル78.83円)を考えると27500円程度で購入できてしまうことになる。

国内で販売されるChromebookの価格がどの程度になるかはわからないが、Chromebookの機能や性質を考えると、WindowsPCよりも安価に設定することは間違いなく、Googleもそれを望むはずだ。そう考えると、現時点でわざわざそれなりの費用をかけてWindowsがインストールされているネットブックを購入するのは控え、国内販売の発表を待ったほうが妥当なのではないか、と。

いつになるのかはまだ未定だが、昨日の話を聞く限り、そう遠くはないと思われる。なにせ、既に日本語のChromebook for Businessのページが公開されているわけだから。

Googleには申し訳ないが、法人向け端末はさておき、個人向けの端末は最初は大して売れることはなく、値崩れしてくれるんじゃないかという期待もあることだし。。。

結局、ChromeOSをHDDにインストールしてしまった。

先日の投稿「ChromeOSで快速なノートPCライフを実現(したい)」で、ChromeOSをUSBブートで試してみたと書いたが、結局USBブートではその快速さが実感できず、HDDにインストールしてしまった。

HDDへのインストールの仕方は非常に簡単で、USBブートでChromeOSを起動した状態でショートカット「Ctrl+Alt+T」でターミナルを開き、「install」とコマンドを入力するだけ。自分が利用したのは「Chromium OS Vanilla」であるため、固有のsuパスワードが設定されており、「install」コマンド後に聞かれるので、Chromium OS Vanillaの場合は「facepunch」と入力すれば実行できる。あとは自動的にHDDにインストールされるのを待つだけ。パーティションの指定等は出来ないようだ。インストールが完了してUSBブートに利用したUSBメモリを抜いて再起動すると、普通にChromeOSが起動することになる。

HDDにインストールしてどうなったかというと、USBブートとは比較にならないくらい快適になった。USBブートでは日本語変換や時間を空けて利用する際にUSBの読みこみが発生するからか、結構もたついていたのだが、それらが一切なくなった。電源を入れてからの起動時間も8秒とは言わないが、Windowsとは比較にならない。

結果、自分は現在デスクトップを併用しているが、ブラウザを利用した主にコミュニケーションに関する作業は、ChromeOSを入れたノートPCに依存するようになってきている。ただし、自分のノートPCではWifiを認識することが出来ず、有線LANを利用してでしかネットにつなぐことができない。これは、Chromebookがめざしているネット端末の姿とは大きく異なるのだろうが、現在の自分にとっては、起動およびブラウザを利用した作業が快速になるだけで、業務効率には大きく影響しているような気がする。もちろん、海外ですでに販売されているAcer等のChromebook端末のように、Wifiもしくは3Gが有効になっていたら、かなり便利だと思うのだが、現時点ではそれも望むまい。

現在、タブレット端末だけでなく、ネットブックの領域にいたるまで、Androidが勢力を伸ばしており、Chromebookの出る幕はないのではないかと思っていたが、ChromeOSを利用してみてその考え方は変わってしまった。モバイル端末と同レベルのスピード感で起動ができ、即効でネットにつながる環境。そして普段利用しているChromeの環境と同じ使用感で利用することができ、なおかつ同期もできる。Androidによるネットブックのブラウザ機能は試していないが、Chromeと同等の使用感とまでは、現時点ではいかないのではなかろうか。

また、自分が今回試したように、古いPCを再活用できる点も大きい。実際、個人的には数年前の安いネットブックを手に入れて(Wifi使えそうなやつ)、自宅のリビング、もしくは移動時の端末として利用できるようにしたいと、本気で考え始めたりもしている。テスト用のブートUSBを持ち歩いて、店頭の中古PCでWifiが動くかどうか実験した上で購入できそうだ。AcerのChromebookが350ドルなので、一歩間違えると新品を買ったほうが良くなってしまうかもしれないが。

GoogleはGoogle Apps for Businessのページで紹介しているように、ネット前提であることやシンプルな構成であることをベースに、セキュリティや端末制御の機能を充実させ、企業内利用を推し進めることも強くアピールし始めているが、一方で、ブラウザによるWebのみで簡潔するPCライフをChromeOSを利用して推し進めることも出来る。Androidの普及のさせ方にも近いけど。

海外に多く出回っている古いPCに、Windowsやその他リッチなOSを導入するこは、今は良くてもいずれ限界が出てくるはずだ。Linuxを入れる道ももちろんあるが、リテラシの低い利用者にとっては敷居が高い。ブラウザだけ利用できればよい人たちだって山ほどいる。そして、Googleはそれを望んでいる。と考えると、GoogleのサービスやIEではない最新のブラウザ環境を普及させるために、最も適した材料はAndroidではなく、ChromeOSやChromebookなんだと思う。

まあ、そんなことはさておき、少なくとも自分のPC資産やワークスタイルにおいてはChromeOSは有効だった。お金を自由に使えて、高価なノートPCを購入できる人には必要がないOSなのかもしれない。

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会社支給のノートPCがあまりにも重くなってきたので、まるごと再セットアップしようと思っていたところで、ChromrOSの存在を思い出した。発端はChromrbookの記事を見たことで、電源が長く持ち、起動が早く、何より軽いのであれば、その他の機能はさておき役割は果たしてくれるんじゃないかと思ったわけだ。

しかし、Chromrbookはまだ日本で発売されるわけでもなく、発売されたとしても行きなり投資できるわけでもない。やっぱり再セットアップするかと考えていたら、ChromeOSがOSSであることをさらに思い出した。

そこで見つけたのがこの記事。

「Google Chrome OSだけで仕事できる?」最新版を古いノートPCで動かしてみる – ガジェット通信

現在、ChromeOSはUSBブート、VMware、VirtulBoxのイメージがあっちこっちで提供されていて、素直に上記サイトのリンク先のイメージを試した。自分はノートを復活させたかったのでUSBブートを選択。インストール方法については触れないが、上記記事に沿って実施したら、大して難しくなかった。

ログインにはGoogleのアカウントが必要だが、基本Chrome(ブラウザ)と同機能を持っているため、Chromeで設定していたアカウントの同期もすべて動く。インストール直後にChromeで登録していたアプリケーションやブックマークがすべて同期され、すぐに使える環境が整った。環境によってはネットワークの設定がうまくいかなかったりと、いろいろあるらしいが、自分の環境ではとくにてまもなく動いてしまった。

現在の仕事の大半はブラウザを利用しているもので、それ以外ではMS-Officeによる資料作成が中心になるのだが、Officeを使う作業以外はすべてこの環境で事足りてしまいそうだ。USBブートのためなのか、安価で購入したUSBメモリの性能の問題なのか、思ったよりも重いイメージがあるが、それでももとのWindowsXPに比べたら圧倒的に早い。Chromebookの利用イメージを想像しながら試してみて、本当に仕事をこれである程度網羅出来るのであれば、USBではなく、HDDにインストールして、快速なノートPCライフを手に入れられたらいいなと、密かにほくそ笑んでいる。

HDDにインストールする方法も下記のサイトに記載されていたので、いずれ試してみたい。

Google Chrome OS 開発版をハードディスクに導入する方法